その目的が達成できているかの指標としては、本の内容について人に語れるかだと思う
そのために自分のことばでまとめることがもっとも費用対効果が高いんじゃないだろうか
そこにある筆者のことばを自分の頭で再構築することで、自分の頭で考えることの疑似体験ができる
疑似体験というより、むしろ自分の頭で考えることそのものだ
自分の頭で考えたことを言語化して文章に起こすことで視覚化し、その知識をベースに本を読み進めていくと、とても理解が早くなる実感がある
読み進めていくうちに自分に身についた知識が増えていくので、読めば読むほど複利的に理解度が増す
さらに自分のことばでまとめているので、読んでいる途中だとしても、読んだところまでならすでに言語化できていて、使える知識になっている
だから、書籍を読んでいてこれは覚えておきたいとか、これはおもしろいとか思ったところをコピペしてストックしたり、マーカーを引いたりするだけでなく、多少時間をかけてでも、自分のことばでまとめるというのが、かけた時間に対して使える知識量の増加という観点で、費用対効果が高いんじゃないかと思う